「PHILIPPE WEISBECKER EN NOIR ET BLANC ET EN COULEUR 黒、白、色」始まりました

CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店で、2年半ぶり3回目の開催となるフィリップ・ワイズベッカーの新作作品展が始まりました。今回のテーマは、「EN NOIR ET BLANC ET EN COULEUR 黒、白、色」。近年制作された様々なシリーズのドローイングやリトグラフ、立体作品が並びました。

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日常にありふれた様々なモノやオブジェを、独特のラインと表現方法で描き出すワイズベッカーさん。

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その対象は作業服やブラシ、カートなどの道具から、畳まで。それぞれの作品で異なる世界観と発見を魅せてくれ、1つ1つの作品に見入ってしまいます。

開催初日には、ワイズベッカーさんと、旧友で友禅の人間国宝でもある森口邦彦さんとのトークショーが行われました。

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1963年、森口さんが留学した先のパリの美術学校で同窓生として出会ったおふたり。ともにグラフィック・アートを学ぶものの、当時はそれほど深い付き合いに及ばなかったとのこと。再会は約40年後、ワイズベッカーさんがフランス政府のアーティスト・イン・レジデンスの取り組みで京都に4か月ほど滞在していた際に、森口さんを探して訪ねたのがきっかけでした。

卒業後、ワイズベッカーさんはニューヨークを経てパリ・バルセロナ拠点のイラストレーターとして、森口さんは京都で友禅作家として活躍されていますが、話題はそんなおふたりの共通点に。

着物と紙、素材は異なれど同じ「平面」の上に絵を描く際、常に平面の向こう側に何を見出すかを探求すること。安易な方向に流されず動き続けること。そして、先人たちから受け継いだモノや道具、技術や知恵に対する敬意を忘れず、それを自分なりの作品として未来に残すこと。そういった想いが、おふたりの制作活動を続ける動力になっているとのことでした。

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また、ワイズベッカーさんが京都滞在中に見た日本の街角や住宅地について、写真とともにお話しいただきました。民家のベランダの物干しハンガーや、玄関先の植木鉢、色形ともに豊かなタクシーのランプなど。普段見慣れている光景がワイズベッカーさんのフィルターにかかると途端に楽しく、かつ不思議に思えてきます。ワイズベッカーさんらしい視点と軽妙なトークで、会場は大盛り上がりでした。

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トークショー後に展示会場で開かれたレセプションでは、"BLOUSE DE TRAVAIL" の作品(写真左)のモデルとなった実際の作業服を着て解説をしてくださる貴重な場面も。

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会期中は、ワイズベッカーさんの過去の作品集や関連書籍も揃えて販売しています。今回の展示の作品集も、6月19日(日) から発売予定。発売初日には、ワイズベッカーさんによるサイン会もございます。

味わい深い様々なシリーズを直接ご覧いただける、大充実の作品展です。会期は7月18日(月祝) まで。皆さまのお越しをお待ちしております。


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[会場]CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店(CLASKA 2F)
[会期]2016年6月8日(水)~7月18日(月祝) 11:00~19:00

■フィリップ・ワイズベッカー サイン会 ※終了しました。
CLASKA Gallery & Shop "DO" 本店にて、作品集などご購入の方へのサイン会となります。どうぞお楽しみに。
[日時]6月19日(日) 11:00~

本展示会の開催を記念して、CLASKA ONLINE SHOP でも作品カタログや、ワイズベッカーさんのイラストを元に作った店舗限定アイテムを販売しています。ノベルティトートのプレゼントも。詳細はこちらをご覧ください。