「POSTALCO UP UNTIL NOW----ポスタルコの頭のなか」展
2009年8月24日(月)~9月23日(水)





◆「POSTALCO UP UNTIL NOW----ポスタルコの頭のなか」展

期間:2009/8/24(月)~9/23(水) 会期中無休
   11:00〜19:00(入場無料)
会場:CLASKA 3F Gallery & Shop "DO" Tel: 03-3719-8124 
企画協力:佐伯 誠、川上典李子

* オープニングパーティー8/28(金) 18:00~20:00

ささやかなオープニングパーティを開催いたします。皆様お誘い合わせのうえお越しくださいませ。


◆「POSTALCO UP UNTIL NOW----ポスタルコの頭のなか」について

初めて手にするのに愛着を感じさせる魅力的なプロダクトをつくり続けているポスタルコ。「手紙」「ものを運ぶ」「橋の構造」「魚の顎」。興味をもった対象を子供のような好奇心と、文化人類学者、ときに歴史家のまなざしでどんどん掘り下げ、散々遠回りもして(?)ついに商品はできあがる。ものづくりへの想いが嬉しくなるほど伝わってくる。同じ世界にいるはずなのに彼らが「発見」するものにいつも驚かされてしまう。ポスタルコの頭のなかをもっとのぞいてみたい、そんな想いで企画した展覧会です。きっと面白い展示になると思いますので楽しみにしていてください。                

大熊健郎(CLASKA/DO クリエイティブディレクター)

◆展示内容について  

9年目になるポスタルコの活動の「evidence=痕跡」を展示します。

展示内容の一部

□Rain Cape( レイン・ケープ)
 製作のための実験、完成品、ケープの歴史

□Chance Printing( チャンス・プリンティング)
 プリンター、試し刷り、chance にまつわるモノ

□ボクたちが飼っている蚕
 繭、卵、写真、伝統的な蚕の育て方とボクたちの育て方

□ポスタルコの引き出し
 ゴム印とか、絵筆とか、普段スタジオで使っている日用品

□万年筆
 '書斎館' のためにデザインしたもの。スケッチや、プロトタイプ

□旅するカカオ
 21-21 での展示。実物大の模型、パイプのサンプル、写真、旅する
 カカオの地図

マイク・エーブルソン(POSTALCO)

◆POSTALCOについて

マイク・エーブルソンとエーブルソン友理が2000年にニューヨーク、ブルックリンで活動を始めたデザイ ンスタジオであり、equipment=道具としてのプロダクトとして、バッグやステーショナリー等を展開しているブランド。2001年より東京に拠点を移して、さらに活動を続けている。直営店舗は京橋の古いビルの一室。 そこには、POSTALCOのステーショナリー、バッグ類の他にも、鉱物や、掛井五郎の彫刻作品、植物学者の牧 野富太郎の著作など、大小さまざまなものが混在している。
www.postalco.net

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デザインの本質を堀り下げるために、researchというオーソドックスな手法によってアプローチする姿勢が、さまざまなジャンルの担い手たちを刺激している。いくつもの特徴は、understatement(控えめ)でありながら、utility(実用性)にすぐれていて、どこかしらwarmth(ぬくもり)があること。永く使える、friendly(親しみやすい)なモノづくりは、モノとの関係を問い直しているかもしれない。

佐伯 誠(文筆家)

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POSTALCOの思考のプロセス、二人が考えていること。何度聞いても、驚かされてしまう。摩訶不思議なつながりを見せながら発展を遂げていて、有機的な発展そのものが魅力的。そう、それこそが今、デザインに大切なことなのだ。深い山に分け入りながら、そこで見いだしたものを生活に活かしていくような、力強さにも満ちた彼らの活動。そこから見えてくるデザインの様々な可能性に触れるたびに幸せな気分になる。勇気もくれる。真の意味での、リサーチプロセスがある。二人が考えていることに出会える今回の展覧会。ものの価値とは何かについて様々な投げかけをくれる、彼ららしい内容になるはずだ。

川上典李子(ジャーナリスト、エディター)